事故物件に住むこと

事故物件に住むということ、あなたはどう考えますか。
誰かが亡くなった部屋になんて住みたくないな。
という方が大半だと思います。
日本人は特に縁起を気にするもので、事故物件となるとそこをわざわざ家賃が安いからと住みたい!と考える人は少数派になりますね。
でもよくよく考えてみて、怖いとか気持ち悪いというイメージだけなのでしょうか。
確かに誰かがその部屋で亡くなっているのを知って、何も思わないってことはありませんね。
でもよく考えてみましょう。
今あなたが住んでいる家やアパートマンションの土地は過去に誰も亡くなった方がいないのでしょうか。
答えはノーだと思います。
今まで人が亡くなっていないところってあるのかどうか疑問ですね。
もともとその建物が建つ前はどんな土地だったのかも不明です。
戦国時代にはそこが戦場だったかもしれません。
そんなことを言い出したらきりがありませんが、人が亡くなったことがある物件ってそんなにめずらしくないのかもなんて考えてしまいます。
ですから考え方次第では事故物件だとしても気にすることはないということもありますね。
よく競売にかけられた物件の安いものは夜逃げなどが多いですが、夜逃げであったことや競売を気にしない人であれば、お得には違いありませんんね。
周囲の人からも、いろいろ言われることもあるかもしれません。
事故物件に住むことを、快く思わない方から忠告があるかもしれませんが、住むのは自分自身でしすから、自分がどう感じるのか、思うのかが大事なんじゃないかなと思います。

事故物件を表す名称

「事故物件」と呼んでは様々なことを説明・話題にしてみていますが、この事故物件というのはけっこういろいろな呼び方がされています。
死亡事故などがあったために「事故物件」
死亡事故等によって幽霊が出る(らしい)ために「幽霊物件」
死亡事故など何らかの“いわく”があるために「いわく付き物件」
死亡事故等があった物件には告知義務があるため「告知物件」
・・・などなど。

ごく普通に物件探しをしているだけなら、不動産屋さんはそう簡単に事故物件を紹介しないので、上記の名称にさえなかなか出会うことはありませんが、ときたまふと「○○物件」の文字を見かけることがあるかもしれませんね。
事故物件を表す名称というのは、文字だけで意味が判るものもあればそうでないものもあり、それでも意外と興味をそそられるものです。
怖いもの見たさというやつですね。
意味が判らずなんとなく調べてみると事故物件のことだった・・・なんてこともあるかも?

ふとしたことで発見してしまった事故物件に住むかどうかは別として、「実は事故物件のことです」という名称には気を付けたいもの。
例えば「格安物件」というだけの名称だと、事故物件のこととはすぐには思い付きませんからね。
格安の理由が、築年数が古いためか、設備不良のためか、交通の便が悪いためか・・・それとも、事故があったためか。

・・・余談ですが、事故物件には告知義務があるものの実際に告知されているのかは怪しいところです。
告知義務そのものも、事故後一人目の入居者のみとなっているので、結局告知されなくても事故の事実はあるもの。
自殺を夜逃げと偽って貸し出していた例もあるそうですし、事故物件をぼかしにぼかして「格安物件」と謳うのも珍しくないかもしれません。

事故物件と霊感の関係

事故物件というのは、文字通り事故があった物件。
その事故は、例えば物件内での・・・死亡事故。
すると、その物件に自縛霊などが憑くんじゃないかという想像に至るのは無理もない流れで・・・
最終的に、事故物件というのはつまるところ“幽霊物件”とも言い換えられるのです。
もちろん、物件や事故の内容にもよりますけど。

幽霊が出るかもしれない物件になんて誰も住みたがらないだろう。
興味本位で住んだとしても、長くて数ヶ月で退去するに違いない。
・・・と思ったら大間違い。
勇敢(?)にも何年も住み続けている人が、中にはいらっしゃいます。

これもまた非科学的な話になりますが、人には少なからず霊感があると言いますね。
ただその霊感の強さは人それぞれで、霊能力者並みに強い人もいれば、ほとんど皆無の人もいるわけです。
そのうちの霊感皆無の人にとっては、事故物件は非常に住み心地の良い物件となるのだとか。

事故物件であるがために、同じアパートでも他の部屋全てが空室というのは、さして珍しいことではありません。
また、事故物件は交渉次第で家賃が格安になります。
入居者本人が幽霊らしきものを感じないのであれば、そこは他人がおらず静かで、家賃も安い非常にお得というだけの物件ですからね。

ただ、お客さんが来れないのだそうで(汗)
勧誘が無いのは良いけれど、友達を呼べないとか、引っ越し業者さんが体調を崩していたとかはあるそう。
それでさえ唯一自分に被害が及ばないというのだから、霊感皆無というのはある意味最強ですね(笑)

もし事故物件と告知しなかったら

事故物件には告知義務がありますけど、もし告知義務なんてものがなくて、事故の事実を伏せたまま次の入居者と契約したとすると、どうなるのでしょうか?

事故物件であることを秘密にしているのですから、家賃は通常どおりです。
下手に家賃を下げてしまうと、安い理由を問われかねませんからね。

入居者は事故の事実を知らずにその物件に住みます。
おそらく、入居者自身はなんの不都合も感じずに暮らせるでしょう。

しかし、近所の人は「事故が有った物件に住むなんて・・・」と思います。
そして次のような意見が飛び交います。

「事故が有った家に住むなんて気持ち悪くならない?」
「何か(幽霊とか)出たりしない?」
「体調は大丈夫?」

などなど。
近所付き合いが密な地域であれば入居者に直接問われるでしょうし、そうでなくとも「あの人事故が有ったあの家に住んでるらしいよ」などと噂され、いずれは本人の耳に入るでしょうね。

すると、そこで初めて事故物件だとしった入居者は当然憤ります。
事故物件だと知っていれば入居しなかったのに!
こんな物件に住んでいられない!引っ越すから慰謝料を払え!
・・・こう、大家さんや不動産屋が言われるのは目に見えていますね。

しかも、もし
「白い影を何度も目にすると思ったら、事故による幽霊だったのか!?」
「部屋にいると体調不良になってしまうのはそのせい・・・!?」
なんてことが有るとなると、例え信じがたい超常現象であっても本人にとっての被害は甚大ですから、請求される慰謝料も莫大な額になること間違いありません。

告知すると入居者が付かなくなってしまうので、どちらにせよ金銭的な問題は大きくなりますけど、告知しない場合お金以外に信用問題にも繋がるので、後々のためにもやはり告知はしておくべきですよね。

建物の外で事故があった場合

事故物件とは、建物内で事故が起こったがために入居者がいなくなってしまい、次の入居者を募集している物件です。
建物内で事故が有ったなんて、余程の物好きでもない限り忌避してしまう物件に違いありません。
そのため、事故のことを伏せて入居させてしまうなんてことは詐欺行為ともとれるので、事故物件には告知義務というものがあるのです。

ですが、告知義務そのものは事故物件だけに限ったことではないようで。
上記で、事故物件とは建物内で事故が起こった物件と述べさせていただきましたけど、建物の外で事故が起こった場合も告知義務はあるようです。
これはエントランスや玄関前で交通事故が・・・なんてことを言っているわけではありませんよ。
その物件に住んでいた人が外出先で亡くなったりした場合のことです。
この際死因は置いておくとして(汗)、とどのつまりは入居者の“死亡”が原因となって空室となった場合に告知義務が発生するようですね。

アパートの一人暮らしの場合は、たった一人の入居者が亡くなったとあらば空室になるのは当然ですけど、一戸建てに家族で暮らしている場合でも、死亡を原因として空き物件となる可能性はあります。
他の家族がいるので入居者が存在しなくなるというわけではありませんが、家族の死によって引っ越しを余儀なくされることってありますよね。
建物に思い出が残っていて住み続けるのが辛いとか、近所の視線が痛いとか・・・
こういう経緯によって空き物件となった場合も、告知義務は発生するみたいです。

確かに、建物そのものに問題はなくても、近所で「あの家の前の家族は・・・」なんて噂されているとあれば、近所付き合いに支障が出そうですからねぇ。

事故物件を探してみる

事故物件を探すなら、意外にもネットで簡単に探し出せてしまいます。
というのも、事故物件を中心に載せているサイトがあるんですよね。
不動産情報としてのサイトではなく、単純に事故物件情報を集めて載せているだけのサイトなんですけど・・・気になる物件があるなら、直接見に行くなり扱っている不動産会社に問い合わせるなりできますからね。

私自身は事故物件に住もうと考えているわけではないのですが、試しにそのサイトで事故物件を検索してみました。
何処の地域かは伏せますが、私が暮らしたことのある地域で。

うろ覚えの記憶を頼りに地図を開き、駅から辿ってみたところ・・・オッケーこの付近には無いな!とか思ったのもつかの間。
意外と近くに事故物件のマークが。
それもふたつ。

ええーーー!?(((゜д゜;)))

・・・意外とあるもんなんですね。事故物件って。
検索してみて驚いたのは、事故物件が無い地域の方が珍しいってことです。
さすが人口密集地。

そのサイトでは、事故物件のマークをクリックすると説明が現れます。
説明ってのは、当時の状況とか死因とかです。

・・・死体発見ってだけならまだマシなんだよ。まだね。
だってお年寄りが寿命で・・・って可能性もあるじゃん。

でもさ、殴殺ってなんだよ。
なんでそんなことがフツーにあるんだよ(泣)

・・・ところで、事故物件ではないんだけど、事故があった土地に建て替えられた物件の場合、あなたはそこに住んでみたいと思いますか?

事故物件と幽霊

事故物件に関するマンガを読んだことがあります。
安いと勧められたマンションの部屋に主人公が案内されて、そこが事故物件であることは早々に明かされるのですが、その部屋を借りるかどうかは家族と揉めに揉めて大喧嘩が発生。
実はその喧嘩こそが事故物件に残る幽霊が起こしたものだったという・・・

・・・まぁ、マンガの内容そのものはコメディで軽いノリなんですけどね。

そういえば、マンガ家さんは話の中に幽霊などを扱う際には、必ず事前にお祓いをしてもらうそうですね。
さらにお守りも携えて執筆に取り組むのだそうですが、それでさえ不思議体験をしてしまうことは少なくないようです。
幽霊とか妖怪とかを題材としたマンガのあとがきとかおまけページとかに、よく作者さんの不思議体験について書かれていますよね。

お祓いやお守りといえば、ドラマや映画などでもそう。
マンガと違うのは、ドラマや映画は映像であるがために心霊現象がそこに映り込むということです。
実際にテレビでそんな特集を観たことがあるのですが・・・本当に幽霊(らしき物体)が映り込んでいました。
思い出すのも恐ろしや\(;゚口゚)/

それで、この事故物件について述べているサイトなんですが・・・
・・・私、お払いしなくても大丈夫ですかね???
テーマにしているのはあくまでも事故物件であって幽霊ではないのですけど、なんだかそのうち良くないものを引き寄せてしまう気がする・・・(汗)
というか、今回のこの記事を引き金にしてしまっている気がΣ( ̄口 ̄;)

異臭のする部屋

事故物件のメリットは何かと訊かれると、それはやはり家賃の安さに他ならないでしょう。
ではデメリットは何かと訊かれると、答えに困ります。
というのも、考えてみればなんでも思い浮かぶからです。
過去に何らかの事故があったという事実そのものもデメリットですし、そんなところに住んでいることで精神的疲労をもよおすこともあるでしょう。
幽霊を信じていようが信じてなかろうが、そういったものに敏感になってしまうかもしれませんし、身体的被害にまで及ぶ可能性だって・・・無いとはいいきれません。
とまぁ言い出したらキリがない事故物件のデメリットですが、精神的・非科学的デメリットはこの際省いておいて、現実的な問題点について述べてみたいと思います。

事故物件とは、ぶっちゃけていうと過去に自殺などが起こった物件のとこです。
人が亡くなると死臭が発生します。
家族も住んでいればすぐに供養されるでしょうが、一人暮らしだと死亡を発見されるまで時間がかかってしまうことが考えられます。
人間関係が希薄で他人とあまり連絡を取らない人だったならなおさらですね。

世間を賑わせているニュースによくありますけど、電話をかけても出ないので訪ねて行ったら死んでいたとか、自殺でなくとも高齢者の方が亡くなっていたなんてことも・・・
人が死んだまま長期間放置されていると、死臭はどれほど酷くなるのか想像も及びません。
そういえば隣部屋にまで臭いが洩れているために発見されるという例もありますね。

そんな事故物件が再び貸し出されるとなると、当然死臭が完全に抜けるまで空き部屋にしておくのだそうです。
しかし、臭いが消えたと思っても、夏になると異臭をぶり返すおそれがあるのだとか・・・

事故物件はどう探す?

大抵の人は、できることなら・・・というか絶対住みたくない!と考えるであろう事故物件ですが、ここ近年の安いもの嗜好が不動産にまで飛び火してか、事故物件であることを条件に賃貸物件を探す人が少なくありません。

野菜なら少しくらい形が悪くても、料理すれば食べられる。
服なら少しくらい染め残しがあっても、見えない位置なら着られる。
電化製品なら少しくらい型が古くても、使いたい機能さえあれば使える。
不動産なら少しくらい自殺の事実があっても、気にしなければ住める。
・・・んなアホな(笑)

しかし、事故物件なんて探そうと思ってもそんな簡単に見つかるものではありません。
街の不動産会社で事故物件の有無を訪ねてみても、95パーセント「扱っていない」と答えることでしょう。
それだけ事故物件が少ないのか、それともあっても明るみに出したくないのか、もしくは例え希望者がいても事故物件なんかを紹介するわけにはいかないのか・・・定かではありませんが。
あとの5パーセントにかければ、もしかすると事故物件を扱ったことがある不動産会社ぐらいは見つけられるかもしれませんが。

賃貸物件を探す人だって、いくつかの条件を定めた上で探しますけど、それは家賃がいくらまでとか、徒歩何分だとか、バス・トイレ別とか、二階以上とか、そういった快適さにかんする条件ですよね。
数ある不動産情報サイトの検索条件だってそうです。
快適さとは真逆の「事故物件」を条件にする人なんて、余程のモノ好きでない限りいません。

しかし、上記でも述べたとおり、最近はそのモノ好きな方々が多いようです。
不動産会社では確かに交渉しても紹介してもらえませんけど、今はネット時代とも呼ばれているほどインターネットが普及している時代。
インターネットで事故物件について調べてみると・・・思った以上に情報がごろごろしているのに驚きますよ。

事故物件の告知義務はどこまで?

事故物件には告知義務というものがあります。
死亡事故などが起こった物件を貸す場合、その契約相手に事故物件であることを伝えなければならないという義務です。
しかし、その告知義務、いくつか問題点があるようです。

まず、告知義務は何人目の入居者まで必要かということ。
一般的に告知義務が必要なのは、事故があった直後の入居者にのみ必要と考えられています。
二人目からは不要と考えられているのです・・・が、当然のごとくここに問題点が。
もし自分が事故物件に入居することを考えると、例え自分の前に一人、ないしは二人以上の入居があったとしても、嫌な感じは拭い去れませんよね。
事故物件であることは変わりないのですから。
また、事故物件と知らずに何年も入居していたかと思うと・・・その心境たるや計り知れません(汗)

それから、告知義務は何年後まで必要かということ。
事故物件の告知義務については実は宅建業法で明確にされているわけではありませんが、第47条を読み解けば5年から10年ほどの間は必要と考えられるようです。

そのため、事故後一人目の入居者が10年以上住んでいたのであれば、確かに二人目からは告知する必要が無いのかもしれません。
しかし、一人目がたった2年しか住んでおらず、3年目から二人目の入居者が現れたといった場合には、やはり告知の必要はあるのではないでしょうかね?
事故から10年以上経ってはいても事故物件である事実は無くなりませんが、入居者の人数よりも年数での判断の方が基準としてははっきりしています。

とはいえ、先にも述べた通り、事故物件についての告知義務は明確にされてはおらず、さまざまな噂が流れているというのが現状です。
そのため、事故物件への入居に関する訴訟は今も後を絶ちません。